住宅性能はなぜ大切なのか?

ここからは、住宅性能の中でも注目したい断熱性、気密性、耐震性について解説しましょう。
断熱とは?
断熱性とは、熱の伝導を妨げる性能のことです。外気に面した壁や屋根、窓などから熱を逃がさないことで、内外の熱が行き来しにくくなります。断熱性が上がれば、家の温度を一定に保つことができ、外の天気や気温の影響が小さくなることが特徴です。少ないエネルギーで夏は涼しい、冬は暖かい部屋を保つことができるので、省エネにもつながります。
>>木更津市の断熱性能の低い住宅には健康被害リスクがある?詳しくはこちら!
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気密とは?
気密性とは、空気の通る隙間がない性質のことです。気密性を高めると、断熱性の効果も上がるため、断熱性とは切っても切れない関係です。また、気密性が上がれば、結露を防止することにつながるため、結露による家の劣化を防いでくれます。空気の通る隙間を無くすことで、換気の効率を上げるというメリットもあり、注文住宅を作るのであれば、確認しておきたいポイントです。
>>木更津市で建てる高気密住宅で重要な換気の種類と特徴について詳しくはこちら!
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耐震性とは?
耐震性には、建物を強くし、地震に耐える構造のことを表す耐震、揺れを建物で吸収する構造のことを表す制震、地震の揺れをかわす構造のことを表す免振の3つの構造から成り立ちます。
日本は地震の多い国として知られています。気象庁によると、日本やその周辺のマグニチュード5.0以上の地震回数は1年間の平均で160.2回とされていますが、2011年は781回など、それを多く上回る年も少なくありません。また、小さな規模の地震であれば、日本中どこでも発生していることから、日本に家を建てる際には、耐震性は欠かせないチェック項目です。
耐震性の高さは、地震に対して強いだけでなく、強風や台風などに対しても強いという点でも、注目しておくのが良い項目でしょう。
>>木更津市の地盤は安全?注文住宅における耐震の重要性やリスクを軽減するコツとは
日本は地震の多い国として知られています。気象庁によると、日本やその周辺のマグニチュード5.0以上の地震回数は1年間の平均で160.2回とされていますが、2011年は781回など、それを多く上回る年も少なくありません。また、小さな規模の地震であれば、日本中どこでも発生していることから、日本に家を建てる際には、耐震性は欠かせないチェック項目です。
耐震性の高さは、地震に対して強いだけでなく、強風や台風などに対しても強いという点でも、注目しておくのが良い項目でしょう。
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高性能住宅に住むメリット・デメリット

>>木更津市の性能基準ごとの光熱費・室温の差について詳しくはこちら!
また、気密性の高い住宅は防音性能も高いため、電車や車などの周囲の音を遮るだけでなく、部屋の中の音が外に漏れにくくなります。小さな子どものいる家庭や、ペットを飼われている家庭、楽器を演奏する機会がある家庭であれば、近隣への音漏れを気遣わずに生活できるため、あればうれしいという方が多いのではないでしょうか。
断熱性や気密性、耐震性など、性能が高い家にはメリットが多くありますが、デメリットもあります。最も多くの方がデメリットとして挙げるのは、建築費用の高さです。
住宅の性能を上げるためには、質の良い構造材や資材を活用することと、高い技術を用いた設計や工法を必要とします。一般的な住宅と比べると、その建築費用は高くなってしまいます。
しかし、建築費用という初期投資が高くなったとしても、光熱費や修繕費など、家にかかるランニングコストを抑えられることから、長期的に考えれば利益が高いのが高性能住宅です。注文住宅を建てる際は、デメリットだけでなく、メリットと併せてトータルで考えることも必要ですね。
>>木更津市周辺の建築相場はどのくらい?年収に見合う家づくりのポイントもご紹介
住宅を建てる際の性能に関する補助金や制度は?

例えば、「こどもエコすまい支援事業」は、2004年4月2日以降生まれの子どもがいる子育て世代、または夫婦どちらかが1982年4月2日より後の生まれである若者夫婦世帯が対象の補助金です。対象者が、高い省エネ性を持った新築住宅を購入する場合に、国から1戸100万円の定額補助金が支給されます。
他にも、高効率給湯器の設置に対して補助金を交付する「給湯省エネ事業」、高い省エネ性を持った新築住宅を推進する「ZEH化等支援事業」など、こどもエコすまい支援事業の対象でない家庭でも申請できる補助金や優遇制度があります。注文住宅を建てる場合には、こういった支援制度を利用できる住宅にすることも、判断基準のひとつにすると良いかもしれません。
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木更津市、袖ヶ浦市、君津市、富津市のエリア情報

日照時間や雨量などの気候
住宅を建てるのであれば、住む地域の気候は気になるところ。各市の気候を簡単にまとめました。
木更津市(袖ヶ浦市含む)の気候
暑い季節の平均最高気温は30℃、寒い季節の平均最低気温は4℃ですが、1℃未満や33℃を超えることはほとんどありません。平均日照率は6月が一番低くて30%、12月や1月など冬の時期が高く、12月で74%です。平均降雨量は9月の多い時期で188.5mmとなっています。
君津市の気候
暑い季節の平均最高気温は30℃、寒い季節の平均最低気温は4℃ですが、1℃未満や34℃を超えることはほとんどありません。平均日照率は6月が一番低くて30%、12月や1月など冬の時期が高く、12月で74%です。平均降雨量は9月の多い時期で188.9mmとなっています。
富津市の気候
暑い季節の平均最高気温は30℃、寒い季節の平均最低気温は4℃ですが、1℃未満や34℃を超えることはほとんどありません。平均日照率は6月が一番低くて30%、12月や1月など冬の時期が高く、12月で74%です。平均降雨量は9月の多い時期で189.6mmとなっています。
断熱性能の地域区分とUA値
家を建てる際、「UA値」という数値をよく耳にするでしょう。UA値は、断熱性能や省エネ性能の基準となる数値のひとつです。UA値を指標として、住宅の補助金や優遇制度が利用できますが、日本は地域ごとに気候が違うため、地域を1~8まで区分分けして基準となるUA値を定めています。木更津市、袖ヶ浦市、君津市、富津市は地域区分6に該当します。
上記の表のとおり、UA値には大きく3つの基準があります。省エネ基準値は、国が定めている省エネに関する法律の基準値、ZEH基準値は、ZEH(ゼッチ)というエネルギーを自給自足することを目指した住宅の基準値、HEAT20という断熱性に関する新評価基準です。HEAT20は地域区分に合わせて3段階に断熱基準が分かれており、グレードが高くなるほど厳しい基準値となっています。
UA値の値が低ければ低いほど、室内をより快適に過ごせる温度に保ってくれる性能が高いことを示します。地域区分6の省エネ基準となるUA値0.87でも室内の最低体感温度は8℃ほど。補助金や優遇制度の利用を考える際や、より快適な住まいを建てることを考えるのであれば、よりレベルの高い基準で、最低でもHEAT20G2基準を目指してUA値を設定するのが良いでしょう。

UA値の値が低ければ低いほど、室内をより快適に過ごせる温度に保ってくれる性能が高いことを示します。地域区分6の省エネ基準となるUA値0.87でも室内の最低体感温度は8℃ほど。補助金や優遇制度の利用を考える際や、より快適な住まいを建てることを考えるのであれば、よりレベルの高い基準で、最低でもHEAT20G2基準を目指してUA値を設定するのが良いでしょう。
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