認定長期優良住宅とは
長期優良住宅とは、長期にわたって良好な状態で居住するため、国が定めた基準をクリアし、行政からの認定を受けた住宅をいいます。長期優良住宅の認定を享受には、以下の認定基準を満たす必要があるのです。
・住宅を長期使用するための設備や構造を所有している
・居住環境等への配慮がされている
・自然災害等への配慮がされている
・一定以上の住戸面積を備えている
・維持保全の期間や方法を定めている
・住宅を長期使用するための設備や構造を所有している
・居住環境等への配慮がされている
・自然災害等への配慮がされている
・一定以上の住戸面積を備えている
・維持保全の期間や方法を定めている
新築戸建ての長期優良住宅の主な認定基準
木造新築の一戸建ての場合、長期優良住宅の主な認定基準は以下になります。
耐震性
稀に発生する地震に対し、継続的利用のための改修作業を容易にするため、損傷レベルの低減を図る。
劣化対策
数世代にわたって住宅の構造躯体が使用できる。
維持管理、更新の容易性
構造躯体と比べて耐用年数の短い設備配管の維持管理を容易にするための必要な措置が取られている。
省エネルギー性
断熱性能などの必要な省エネルギー性能が確保できている。
居住環境
断熱性能などの必要な省エネルギー性能が確保できている。
住戸面積
良好な居住水準確保のために必要な規模を保有している。
維持保全計画
築段階から将来を見据え、定期点検や補修などの計画が策定されている。
例えば劣化対策の項目の場合、劣化対策等級3の基準に適合することに加え、床下や小屋裏の点検口設置・床下の空間に330mm以上の高さを確保するなどの概要があります。認定基準の概要は、劣化対策のみならず、他の性能にも細かな設定がされているため、事前に確認しておきましょう。
例えば劣化対策の項目の場合、劣化対策等級3の基準に適合することに加え、床下や小屋裏の点検口設置・床下の空間に330mm以上の高さを確保するなどの概要があります。認定基準の概要は、劣化対策のみならず、他の性能にも細かな設定がされているため、事前に確認しておきましょう。
中古の住宅は長期優良住宅の認定が受けられない?
中古住宅はリフォームをすると認定されるケースがあります。リフォームを開始する前に、省エネ性や耐震性、劣化対策などの認定基準を満たしたうえで、長期優良住宅の増改築認定申請を行うと認定を受けられるのです。
参考:東京都住宅政策本部HP「長期優良住宅法等改正に関するお知らせ」
参考:東京都住宅政策本部HP「新築する住宅について長期優良住宅の認定申請をする場合」
参考:東京都住宅政策本部HP「長期優良住宅法等改正に関するお知らせ」
参考:東京都住宅政策本部HP「新築する住宅について長期優良住宅の認定申請をする場合」
認定低炭素住宅とは
低炭素住宅とは、二酸化炭素の排出を削減するための対策が講じられた住宅をいいます。低炭素住宅にも認定基準が定められており、以下のような条件を満たす必要があるのです。
・省エネルギー基準以上の省エネルギー性能を備えており、低炭素化を促進するための対策が講じられている
・都市の低炭素化促進の基本方針と比較して適切である
・資金計画が適切である
1つ目に紹介した認定基準は、大きく分けて「定量的評価項目」「選択的項目」の2種類になります。
・省エネルギー基準以上の省エネルギー性能を備えており、低炭素化を促進するための対策が講じられている
・都市の低炭素化促進の基本方針と比較して適切である
・資金計画が適切である
1つ目に紹介した認定基準は、大きく分けて「定量的評価項目」「選択的項目」の2種類になります。
定量的評価項目
定量的評価項目は、低炭素住宅の認定を受けるため必ずクリアするべき項目であり、「外皮の熱性能」「一次エネルギー消費量」の基準があります。
選択的項目
選択的項目は低炭素化促進のための項目が8つ設定されており、内2つ以上クリアする必要があります。項目は以下の通りです。
節水対策
・節水便器や食洗機などの節水になる機器を設置。
・雨水や井戸水、雑排水などを利用するための設備を導入。
・雨水や井戸水、雑排水などを利用するための設備を導入。
エネルギーマネジメント
・HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)等を設置。
・再生可能エネルギーの発電設備、また連係機器である定置型畜電池の設置。
・再生可能エネルギーの発電設備、また連係機器である定置型畜電池の設置。
ヒートアイランド対策
・敷地や屋上、壁面の緑化などのヒートアイランド対策が講じてある。
建築物(躯体)の低炭素化
・住宅の劣化を軽減する措置が講じてある。
・木造住宅である
・基礎や壁、柱などの構造耐力上主要部分に、高炉セメントかフライアッシュセメントを使用している。
・木造住宅である
・基礎や壁、柱などの構造耐力上主要部分に、高炉セメントかフライアッシュセメントを使用している。
認定長期優良住宅と認定低炭素住宅のメリットとは
長期優良住宅や低炭素住宅に認定された場合、補助金や減税などの金銭的メリットがあります。一般住宅・長期優良住宅・低炭素住宅ではどのような違いがあるのか表にまとめてみました。