第一種換気とは
3種類の換気
換気は外部の空気と内部の空気を入れ替えることですが、この換気について3種類の方式があります。
この中でも戸建て住宅に使用される換気は主に「第一種換気」と「第三種換気」です。「第二種換気」主にビル等に使用されています。
どの換気方式も外部と室内の空気を入れ替える点では同じですが、空気を内部に取り込む「吸気」と空気を外部に放出する「排気」がどの位置に機械を配置するかによって方式が異なります。
換気方式ごとの「機械ファンの配置」と「換気にかかる住宅内の圧」のかかり方は下図をご参照下さい。
どの換気方式も住宅に隙間があるとショートサーキットという住宅の一部しか換気が行われない場合もありますので、換気方式と同様に住宅の隙間についてもご確認ください 。
気密性能(住宅の隙間)に関して
マーベックス社 澄家(第一種熱交換型セントラル換気システム)
第一種型熱交換型セントラル換気システムとは
こちらのシステムは住宅内の各室の空気を排気口から床下に集め、外部に「排気」し、床下から新鮮な空気を各室へ届ける換気システムです。
各室から床下までダクトが繋がっており、各室の空気を確実に外部へ排気することで自然と各室へ新鮮な空気が行き渡るように計画されています。
熱交換型とは
熱交換型とは換気において「排気」と「吸気」をする際に室内の空気と室外の空気の熱を入れ替え、外部の空気を室温に近い快適な温度にして住宅内に送り出すシステムです。
熱交換効率は大体80%となっており、熱を交換しながら換気をすることで空調設備への負担をやわらげ省エネ効果を見込むこともできます。
従来の換気イメージである「換気は冷たい空気(または熱い)がそのまま室内に入ってくるもの」という考えが変わるようなシステムです。
UA値に含まれていない換気
換気から入る外部の熱
UA値は外皮性能を測る数値のため、換気はもちろん含まれないのですが、「換気」は外部の空気を室内へ取り込むため、外部からの「熱」が室内へ入ってくることを意味します。
この割合は夏で6%、冬は16%と外気との温度差が大きくなる冬の方が大きくなります。これはUA値で想定している「外部からの熱の侵入」の中で6~16%の数値が計測されていないということです。
このように考えると換気システムの「熱交換型」による熱交換は室内の快適性に大きく影響を与え、UA値のみで正確な快適性を測ることが難しくなってきます。
住宅検討の中でUA値はとても重要な数値ですが、UA値では測ることができていない数値も存在しているのです。
断熱性能(UA値)に関して
有限会社ホンマ建設の換気システム
有限会社ホンマ建設では「高気密高断熱住宅」として必要な「断熱」と「気密」だけでなく、住宅の「性能」と「快適性」を担保する第一種熱交換型換気を標準の仕様として全棟に採用しています。
ぜひ、「モデルハウス見学」や「完成見学会」にご来場の際は住宅内の快適性や第一種換気の静けさから第一種熱交換型換気の性能をご体感下さい。