外付けブラインドとは
断熱性能をより高めるために外に設置するブラインドです
高気密・高断熱の家の性能をさらに高める外付けブラインドをご存知でしょうか。
一般的にブラインドといえば室内につけるものが多いですが、
環境先進国ドイツではよりブラインドの性能を高めるために窓の外に設置します。
外にブラインドを設置することにより、パッシブデザインをさらに高め室内に設置するよりも効率よく断熱、遮光を行います。
外付けブラインドのメリット①
外付けブランドと室内のブラインドでは断熱、遮光性能が大きく異なります。
室内のブラインドの遮熱は約50%ですが、外付けブラインドでは約80%と大きな差があります。
また室内のブラインドでは、窓とブラインドの間に太陽光に暖められた空気が発生し部屋を暖めてしまいますが、
外付けブラインドではその空気が発生することもないので、遮熱効果が高くなります。
高気密・高断熱の家に設置することでさらに効率的に家の性能を上げることができます。
外付けブラインドのメリット②
外につけるとしまうのが大変そう…と思ってしまいませんか?
外付けブラインドは室内から専用のリモコンで巻き上げ、収納ができます。
ブラインドの角度もリモコンで調節が可能なため、その時の太陽の角度に合わせて簡単に日差しを調整できます。
外付けブラインドのメリット③
外付けブラインドを設置することによって、カーテンが不要になります。
日差しがまぶしくてテレビやパソコンの画面が見えにくいときはありませんか?
カーテンを締める、ではなくブラインドの角度を調整すれば簡単にちょうどいい光量に調節可能です。
また、カーテンがカビてしまったり、花粉やハウスダストなどを吸着してしまう問題も解決します。
加えてカーテンは風も遮ってしまいますが、
外付けブラインドなら角度調節により光は遮り風は通すこともできます。
そのため、風は通しつつ光は適切に調節された心地よい空間を作ることができます。
外付けブラインドのデメリット
デメリットとしてはブラインド本体の価格が高いことです。
他にも風速13m/sの限界風速を超える風が吹く場合はブラインドをしまう必要があるため、
通常のシャッターのような防風、防塵対策にはなりません。
加えて、防犯性能もシャッターのようにはないため、防犯窓や防犯カメラの設置など他の防犯対策が必要になります。
「ヴァレーマ」
ドイツのオスモ社の外付けブラインドです。
ブラインドという点で風などによる破損が心配になる方もいらっしゃると思われますが、
ヴァレーマはスラットを丈夫なアルミ合金で作り、厚さも室内用のものと比べ2倍以上の厚みを持たせています。
防腐食処理もされており劣化しにくいことや、1㎡あたり3㎏以下のため、建物に過度な負担がかかりにくいことも特徴です。
弊社モデルハウスでも大開口にヴァレーマを使用しております。