平屋で過ごすガレージと仕事場のある家

玄関ポーチ

駐車場から住宅玄関へと繋がるアプローチです。
趣味のバイクを使ったお休みの日もお仕事の日も同じ動線で住宅へ向かうことができるように効率を高めたアプローチとなっています。
また、ガレージ側が道路面となっているため、住宅内部への視線を切る目隠しとしての役割も担っています。
住宅LDKの窓は南面を向いているため、日射を取り入れながら、風景を取り込むことができるデザインとなっています。
パッシブデザインとして玄関～LDK上部に軒が出ており、日射エネルギーのコントロール検討もされています。

前面道路からのアプローチ

事務所が併設されているため、前面道路から住宅とガレージの間を通り、玄関に向かうアプローチも設計されました。
ご家族だけでなく、ご来訪者への配慮もされています。
無機質なセメント外壁のSOLIDと温かみのある杉板の異なる質感が強い住宅のイメージとなっています。

玄関ホール

写真左手を曲がるとリビングに繋がり、右手に曲がると事務所へ繋がる動線の玄関スペースです。仕事の際もプライベートでも玄関に立つ方の大きなアイキャッチとなる地窓から覗く借景と地窓へ続く、天井のレッドシダーが玄関のスペースの引き立てています。北側のみの採光ですが、低い位置から光が差し込むため、光の反射の範囲が広くなり、空間全体が明るく感じるよう計画されています。

玄関収納

ご来客があるため、玄関の収納には扉をつけて隠すことができ、いつでも清潔感を保つことができます。

LDK全景

南側に面しており、南側には駐車場とお庭があり、視界が気にならないため、大きな開口を設け、光の差し込む明るいLDKがプランされました。玄関近くの窓は来客から室内が近いため、腰高からの窓とすることで室内のプライバシーを確保しています。
キッチン奥へ進むと寝室キッチン右手へ進むと洗面室へ繋がります。

LDK南方向

キッチンから庭を一望できるプランとなっています。腰高の窓もキッチンの立ち上がりに下部が隠れるため、窓が一面に広がっているような印象で外との繋がりを感じることができます。

LDK北方向

LDKの一角には畳の子上がりスペースがあり、仏間が収納されています。いざという時には壁内部に引き込まれている障子で仕切ることができるようになっており、居室として使用できます。和室の奥へ進むと水回りのスペースがあり、洗面スペースまでご来客の方が使用するパブリックなスペースとしてプライベート空間との境目の空間として機能しています。

洗面スペース

ご来客の方も使用を想定されているため、シンプルで使いやすい仕様でまとめられています。
鏡裏に収納を作らず、1枚鏡で仕上げているため上品な空間としてまとまっている印象となっています。

脱衣・ランドリースペース

脱衣スペースは奥行きを調整したコンパクトな収納棚を設けるだけでプランすることにより、共働きのお施主様に嬉しい洗濯物を干すことができる大容量スペースを兼ねた脱衣・ランドリースペースとなりました。
背面の洗面スペースから脱衣・ランドリースペースへ入り、収納棚奥を左手へ曲がるとウォークインクローゼットへ繋がる家事動線の効率化の織り込まれています。

ウォークインクローゼット

ご夫婦の衣類を収納するクローゼット。
第一種熱交換換気が標準仕様なので、個室としてクローゼットを作っても湿気の心配はいりません。

寝室

ウォークインクローゼットの隣に配置された寝室。
完全にご家族以外は入らない空間のため、ウォークインクローゼットとの間には建具をつけず、一体とした空間となっています。

造作TVボード

タモ材を使用した造作TVボード。
配線関係は中段へ隠すことができ、見た目もすっきりとまとめることができます。
TVを見ている際に邪魔にならないよう視線に入りづらいTVボード下へ間接照明を配置するよう工夫がされています。

造作収納の図

TVボードと同じくタモ材で作成したフルハイト収納。
右手には仏壇と床下エアコンが収納されています。

造作キッチンバック

タモ材を使用したキッチンバック。
ゴミ箱スペースと炊飯器用スペースを配置し、炊飯器は引き出せるようスライドレールが設置されています。
お施主様に合わせてヒアリングをし、収納計画をご案内しています。

玄関造作収納と事務所への入り口

玄関収納も木製の突板で作成することで上品な空間を引き立ててくれています。
坪庭の地窓を引き立てるために室内建具は枠が目立たないものを採用しています。

造作ガレージ建具

レッドシダーを用いて作成した造作建具。
大切なバイクの出し入れの際に使用する扉のため、特別な空間として木製建具が採用されました。