一戸建て注文住宅の間取りの種類は?
注文住宅の間取りは「ぶどう型」と「りんご型」の主に2種類に分けられます。それぞれの特徴や性能、最近のトレンドについて解説していきましょう。
ぶどう型の間取り
ぶどう型とは、空間をいくつかの部屋に分け、廊下でつながるようにしたデザインです。部屋の1つ1つがぶどう、廊下が枝のように見えるためぶどう型と名付けられています。昔ながらの住宅でよく用いられたデザインで、実家がぶどう型に当てはまる方も多いのではないでしょうか?
従来、ぶどう型が主流だった理由の1つは、現在のように高断熱・高気密性能が優れていなかったためです。高断熱・高気密が十分でない家では、部屋を細かく分けて空調で調整しなければなりませんでした。しかし、近年は高断熱・高気密性能に優れた家が増え、ぶどう型のニーズは減ってきています。
りんご型の間取り
一方、りんご型はリビング、キッチン、ダイニングが1つにつながったワンルームのような間取りで、皮の中に実が詰まったりんごの形と似ています。部屋ごとに細かい仕切りがなく、吹き抜けを設けて開放的な空間を作っているのが特徴です。料理しながらリビングにいる家族とコミュニケーションを取れます。同じ床面積でもぶどう型のように部屋数や廊下が少ない分、ゆとりのある空間が作れると人気を集めている間取りです。
今のトレンドはりんご型
2000年代から注目を集め始めたりんご型は、今も根強い人気を誇っています。なぜりんご型がトレンドになっているのでしょうか?りんご型住宅の魅力を3つに分け、解説していきましょう。
【りんご型の魅力1】開放感のある空間
マイホームではゆっくり羽を伸ばせる広い空間がほしいですよね。りんご型は部屋数や廊下を少なくし、ワンルームのように設計するのが特徴です。そのため同じ床面積でもぶどう型より開放的を感じられます。また新型コロナウイルスの流行で、家族と過ごす時間を大切にしたいと思う方も多く、コミュニケーションが取りやすいりんご型住宅はさらに注目を集めているのです。
【りんご型の魅力2】家族とのつながりを感じられる
仕切りの少ないりんご型住宅は、キッチン、ダイニング、リビングが同じ空間にあるため、家族とのつながりを感じられる点が魅力です。特に子供のいる家庭では、会話はなくとも同じ空間にいるだけで見守れる安心感があるでしょう。
りんご型の多くはリビング階段が採用されており、各部屋へ行くにはリビングを通るようになっています。プライバシーを尊重しながら、目の届く範囲に家族がいると心配も少ないですよね。
【りんご型の魅力3】空き部屋の心配が少ない
ぶどう型のように部屋を細かく分けていると、将来子供が巣立ったあとで、空き部屋が出てしまう可能性があります。空き部屋が出ることは、空間を無駄にすることです。しかし、りんご型のように空間をワンルームとして使っていれば、ライフスタイルが変わっても空き部屋が出る心配は少ないでしょう。空間を十分に使える点でも、りんご型は魅力的な間取りだと言えます。
木更津市の注文住宅でりんご型住宅にするなら気密性・断熱性能が重要
前述したようにりんご型は魅力の多い間取りですが、気密・断熱性能には注意が必要です。1つの部屋の面積が広くなる分、気密・断熱性能を高めていないと、エアコンが効かず、夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。それぞれの性能を高めるには、確かな技術力のある施工業者や工務店やハウスメーカーなどの住宅会社に依頼することが鍵です。
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木更津市でりんご型の注文住宅の間取りを実現するときのポイント
りんご型住宅を実現する際の注意点は、気密性・断熱性能だけではありません。間取り決めるときに見落としがちなポイントを3つ紹介していきましょう。
家具・家電の配置をイメージする
実際に住み始めたときを考え、家具や家電の配置をイメージしておくことが重要です。ソファ、ダイニングテーブルなどの家具、冷蔵庫や電子レンジといった家電のサイズを確認しておきましょう。物によっては扉を開け閉めするスペースも確保しなければなりません。入居後のイメージを具体的に描き、必要な空間が取れるように気を付けましょう。
家事動線を意識する
家事動線で特に気を付けたいのが、洗濯時の動線です。水分を含んだ洗濯物は重く、少しの距離を運ぶのにも苦労しますよね。年を取って体力が衰えることも考えれば、家事動線には配慮が必要です。洗濯機置場から干す場所までの動線はできるだけ短くし、スムーズに動ける間取りをおすすめします。
安易に収納を削らない
理想を詰め込んだ注文住宅は、想定していた予算よりもオーバーしてしまう可能性があります。予算を削るために収納箇所を減らす方が多いですが、収納不足は後々困った事態を招くかもしれません。たとえば子供が進学すれば、学習道具が増えていきます。入居時よりも荷物は増えることが多く、収納不足に陥るケースは少なくありません。多少部屋が狭くなっても、収納スペースが確保されていれば、物が増えても安心です。将来を見据え、無理のない予算と収納計画を考えていきましょう。
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木更津市の朱蒙住宅でりんご型間取りの施工事例
ここからは実際に建てられているりんご型住宅の施工事例を2つご紹介します。
【施工事例1】大胆な吹き抜けで開放的な空間に
木目調のフロアと白い壁紙が明るく、あたたかなデザインの家。リビングには大きな吹き抜けがあり、ゆとりのある空間が広がっています。パン作りが趣味の奥様の要望を受け、キッチン背後にあるカウンターは広めに設計。リビングの奥には畳スペースがあり、横になってくつろぐことも可能です。また寝室からすぐバルコニーに出られるため、布団を干すときの動線にも配慮しています。
また、この家の外壁には「そとん壁」が使われております。沿岸部である木更津市、君津市、袖ヶ浦市、富津市エリアは、塩害に注意したいエリアのため、防水性の高い「そとん壁」は塩害対策としても有効的です。
【施工事例2】家族の息遣いが聞こえる家
レッドシダーやオーク材といったこだわりの木材を贅沢に使用。リビングには吹き抜けが採用され、どこからでも家族の気配が感じられるデザインになっています。スケルトン階段の周りには棚を設け、本棚や勉強スペースとして活用可能です。子供部屋は広いワンルームになっていますが、必要に応じて仕切れるように設計しています。ライフスタイルの変化に合わせて暮らし方を変えられる家です。
千葉県で建てるなら木更津市、君津市、袖ヶ浦市、富津市がおすすめ
千葉県の木更津市、君津市、袖ヶ浦市、富津市は東京湾に面した街で、県内でも特に都市化が進んでいます。夏は日中も暑いですが、冬はあたたかく比較的過ごしやすいエリアです。そのため高気密・断熱性能の優れた設計で、快適な温度を保ちながら暮らしていく必要があるでしょう。
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木更津市周辺で注文住宅を建てるならR+house木更津へ
今回は注文住宅で人気のりんご型住宅についての特徴や、注文住宅を建てる際の注意点などをご紹介しました。安心かつ快適に暮らせる家づくりは、信頼できる住宅会社に頼むことが肝心です。
R+house木更津はデザイン性と機能性を兼ね備えた住宅を提供しています。本物の素材にこだわった高性能の家で、りんご型住宅も不自由なく暮らせると好評です。千葉県の湾岸地域で家を建てるなら、ぜひR+house木更津へご相談ください。
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