木更津市の自然環境の特徴
木更津市は、千葉県の中西部に位置している地域。東京湾に面した西部エリアは、交通や買い物の利便性がよく、居住地として人気の高いエリアです。東部エリアには豊かな緑地が広がっており、ゴルフ場が多く点在。市内には、東部エリアの国道410号線沿いから袖ヶ浦市・木更津市西部を通る水質も良好な小櫃川、市の中部から西部エリアの中心地域を通る矢那川が流れています。川沿いには、桜が楽しめるスポットや小櫃堰公園・矢那川公園などの施設があるため、散歩コースや子どもの遊び場としても最適です。
温暖で過ごしやすい気候の中で、上総丘陵の美しい景観や干潟で採れるアサリやハマグリなどの海の幸が楽しめる地域となっています。
参考:木更津市HP「市の位置・地勢・歴史」参考:袖ヶ浦市HP「市の紹介」
木更津市の水害が発生しやすい場所・過去の災害事例
木更津市の水害が発生しやすい場所をまとめました。今回は、木更津市役所が公開している水害ハザードマップを参考にしています。過去にあった災害事例もチェックしておきましょう。
小櫃川
木更津市東部から袖ヶ浦市を通り、木更津市北西部へと流れる小櫃川。川沿いの地域は、広く0.5~3.0m未満の浸水が予想される地域として指定されています。特に、東部エリアの木更津東IC付近は、10.0m以上浸水する可能性がある場所もあるため、注意が必要です。
2013年に発生した台風26号では、小櫃川下流で東京湾に近い久津間や高柳エリアなどで道路冠水や床下浸水が多数発生しています。2021年の大雨の際にも、道路冠水が報告されている地域です。
矢那川
大規模な河川ではありませんが、木更津市西部の中心地域を流れる矢那川の周辺でも水害に警戒しておく必要があります。矢那川が氾濫した場合の水害予想は、木更津駅周辺で0.5~3.0m、上流の矢那エリアで5.0~10.0m未満。矢那川の中流、下流沿いの東太田・大和では、2013年の台風26号、2021年と2022年に起こった大雨によって道路冠水や床下・床上浸水の被害を受けています。
東京湾沿岸
木更津市西部は東京湾に面しているため、大雨や台風だけでなく津波にも十分注意が必要です。JR内房線より海側に位置している地域では、津波が起こった際に3.0~5.0m未満の浸水が予想されています。
湾岸地域の吾妻・江川では、2013年の台風26号や2021年の大雨によって道路冠水や床下・床上浸水の被害を受けました。木更津駅の西側にある中央エリアでは、2004年に台風22号による浸水被害、2016年の大雨による店舗浸水が報告されています。
参考:木更津市WEB版防災ハザードマップ参考:千葉県「小櫃川洪水浸水想定区域」>>木更津市の地盤は弱い?地盤の重要性や災害リスクを軽減するコツとは
木更津市で水害を受けにくい高台の場所は?
木更津市西部エリアでは、木更津駅から車で10分圏内の場所にある清見台が水害の起こりにくい場所として挙げられます。小・中学校や清和大学があり、指定避難所兼指定緊急避難場所となっている場所も複数点在。住宅地が広がっている地域でもあるため、注文住宅を建てる場所としても向いているでしょう。
小櫃川や矢那川、東京湾からも離れている木更津市の中央部、八幡台も水害が発生しにくい地域といえます。木更津市東部であれば、小櫃川や周辺にある武田川から少し離れた場所にある富来田小学校や富来田中学校近辺が河川の増水や氾濫の被害を受けにくいでしょう。
土地選びのポイント・家づくりでできる水害対策
マイホームを建てる際には、あらかじめ水害に関するハザードマップを確認し、できるだけ水害リスクの少ない場所を選ぶことが大切です。ハザードマップとあわせて、購入する土地の情報に詳しい不動産会社や工務店、ハウスメーカーに、どの程度の災害リスクがあるのかを聞いてみてもいいかもしれません。事前にどの程度水害を受ける可能性があるのかを知っておくことで、台風や大雨による河川の氾濫が起こったときも迅速に対応できます。
少しでも浸水する可能性がある場所なら、建物自体に水害対策を施しておきましょう。床上浸水する可能性があれば、1階を駐車場として2階以上に居住スペースを設ける構造がおすすめです。盛り土によって、敷地全体を高くすることでも被害を軽減できます。住む地域の特性にあわせた家づくりで、水害を受けにくい住宅を目指しましょう。
木更津市で受けられる補償
木更津市には、万が一自然災害による被害を受けたときでも安心できる制度が整っているため、これから住宅を建てる方にもおすすめの地域です。
災害によって住宅や家財が損害を受けた場合には、申請することで被害状況や前年の所得に応じて県民税だけでなく個人市民税も減免されます。損害金額が被災前の半額以上となったときは、前年の所得が1,000万円以下であれば所得割額の4分の1、750万円以下なら所得割額の2分の1、500万円以下なら所得割額の全額が減免されるのです。
そのほか、固定資産税や都市計画税、国民年金保険料などの支払いも被害状況に応じて減免や免除される場合があります。2019年に台風15・19号や大雨による被害があったときには、国民健康保険税の減免もされました。(2023年1月現在)
参考:木更津市HP「災害時の被災者への支援内容」参考:木更津市HP「災害等による個人市・県民税の減免制度について」参考:木更津市HP「災害等による固定資産税の減免」参考:木更津市HP「国民年金保険料の免除・納付猶予制度 災害等による特例免除について」参考:千葉県「令和元年台風15号及び19号による被災者の皆様への生活支援窓口案内」
木更津市の注文住宅におすすめのエリア
小櫃川や矢那川、東京湾にも面している木更津市。マイホームを建てる場所としては、具体的にどのエリアが向いているのでしょうか?
木更津市内にある、水害を受けにくい注文住宅におすすめのエリアをご紹介しましょう。
清見台エリア
木更津駅から車で10分以内の距離にある清見台は、多くの住宅が立ち並んでいる地域です。幼稚園や小中学校、清見台中央公園をはじめとした施設が点在しているため、子育てしやすい環境も整っています。また、ファッションセンターしまむらやスーパー富分があり、日常の買い物にも不便しません。小櫃川からも車で5分ほどの高台に位置しているため、河川が氾濫した場合にも安心です。
千束台・請西東・請西南・真舟エリア
矢那川周辺の地域であれば、千束台・請西東・請西南・真舟といった住宅街がおすすめです。矢那川が氾濫した際の浸水想定区域に含まれていないため、水害を受ける心配が少ない地域といえます。エリア内にはヤマダ電機やマックスバリュ、ドン・キホーテなどもあるので、普段の買い物もしやすい地域です。
八幡台エリア
八幡台は、小櫃川・矢那川から離れた館山自動車道沿いに位置している住宅街です。車があれば木更津駅に15分、君津駅に17分程度でアクセスできる場所にあります。スーパーや商業施設からは少し離れていますが、八幡台中央公園をはじめとした多くの憩いの場が点在しており、ゆったりとした自然環境の中で暮らしたい方におすすめです。
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千葉県木更津市の自然環境の特徴や水害が発生しやすい地域、高台の場所、注文住宅におすすめのエリアなどの情報をご紹介しました。東京湾や小櫃川・矢那川沿いの地域では、水害に関するハザードマップをよく確認して土地を選ぶ必要があります。浸水が予想される場所であれば、家づくりの段階で十分な水害対策を施しておきましょう。
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