こんにちは。
R+HOUSE木更津の出口です。
今年はすでに5月中旬からの梅雨に入りそうな雰囲気で天気に振り回されております。汗
ただ、雨が降るだけなら良いのですが、風が強い日だとお買い物なども大変で困ってしまいますよね。
今回は前回の「エコフリース」のブログを挟んで止まっていた「換気」についての内容をご紹介させて頂きます。
前々回のブログで「24時間の換気が義務付けられている」ことや「なぜ、換気が必要となったのか」という点を
ご紹介させて頂きましたので、今回は題名の通り「換気には種類があること」、「換気の効率を高めるために必要なこと」
をご紹介させて頂こうと思います。
これまでのブログの中でも度々、お伝えしていることですが、
お家づくりを考え始めた方の中で「私たちが子供の頃に住んでいたお家と現在のお家では異なる物が多すぎる!!」と思われている方も多いと思います。
そのため、恐らく、大半の方がお家づくりをしたいと思ってもわからないこと(聞いたことのない言葉)が多すぎて困られたり、
どうしたらいいかわからなくなった瞬間があったのではないかと思います。
残念ながら、「換気」もその中の1つなのです。
図でご紹介するとこのように3種類の「換気の方法」があります。
もう頭痛がしてきそうですよね。
ただでさえ、知らない言葉にもかかわらずものすごく似た言葉で見分けがつかなそうですよね。
すでに断熱性能の「UA値」や「サッシの種類(窓)」などで聞いたことがない言葉を理解してきたのに、
換気という項目になった瞬間に更に聞いた言葉が出てきてしまいました。
ものすごく困ってしまいますよね。
困ってしまうと思いますが、すでに前々回の「換気」のブログを読んで頂いた方は
「換気」に関しての感覚を意識し頂くと理解しやすいかと思います。
*「まだ読んでないよ」という方はお読み頂けると嬉しいです。
「換気とお家の居心地の良さについて」
私自身もそうだったのですが、現在の「換気」のイメージと今までの「換気」のイメージが混同しているととても混乱してしまいます。
下のようなものが私の中での「今までの換気のイメージ」でした。
*イメージ図の物が古いという意味ではないので、ご注意下さい。
このように私たちの幼少期にしていた「換気の方法」は「換気扇」や「窓」を開けての換気でした。
これらの「換気の方法」のイメージを持ちながら、「現在の住宅の換気」を理解しようとすると大きな混乱をしてしまうのです。
*私自身、初めはとても混乱しました。
幼少期の頃の住宅には「一時的に換気をする」方法だけで良かったのですが、
現在は前々回ブログでご紹介したような「24時間換気」=「常に換気する」ということが義務付けられたので、
現在は「一時的な換気」と「24時間換気」という2つの換気が存在するようになったのです。
ハウスシック症候群を防ぐために「換気扇」を常に回したり、常に「窓」を開けていたら寒くて寒くて仕方がないので、
少しずつ(0.5回/時間)換気を進めてくれる「24時間換気」が登場してくれました。(というように私は理解しました。)
このように
「常に換気」する「24時間換気」と「一時的に換気」をする「換気扇(料理用など)」の
「2種類の換気」が存在しているという感覚をお持ち頂けるととてもスムーズに「換気」に関してご理解頂けると思います。
このように理解して頂ければ、見学会などに参加して「弊社の住宅は〇〇換気を使用しています。」と言われても
「住宅用の24時間換気の話をしているんだな」と安心して話を聞くことができると思います。
それでは実際に「3種類の24時間換気」はどのような違いがあるか見ていきましょう。
第一種換気...「吸気=機械、排気=機械」
機械によって外の空気を室内に入れる「吸気」と外に空気を出す「排気」を行う換気です。
機械によって強制的に「吸気と排気」を行うことによって換気の確実性が上がります。
反面、吸排気を機械で行うため、コストも上がります。
第二種換気...「吸気=機械、排気=自然」
ビルなどに使われる換気方法で機械で室内に空気を送り込み排気を促す方法です。
一般的に住宅にはほとんど使用されません。
第三種換気...「吸気=自然、排気=機械」
強制的に室内の空気を機械で吸い出すことで換気を行い、外の空気を自然に
入れる方法です。一般住宅に使われていて、アパートやマンションに使われていることも多いです。
コストを抑えられるのがメリットです。
これらが各換気の種類の特徴です。
お家づくりを検討する際に「第二種換気」はほぼ使われることがないので、覚えなくて良いかもしれません。
そのようになると覚えるのは「第一種換気」と「第三種換気」の2種類だけで済みます。
少しほっとしますよね。
3種類の換気の違いを見た中で気になる点があった方もいたのではないでしょうか?
お家づくりを検討する中で重要項目としている方も多いと思われる「コスト」が「第一種換気」と「第三種換気」では異なります。
その理由としては「第一種換気」は「吸気」、「排気」ともに機械で行うため、「排気」のみ機械の「第三種換気」と異なり、
費用が高くなるのです。
急に第三種換気が魅力的に見えてきますよね。
「第一種換気」は機械で換気をコントロールしている分コストは高くなるのですが、その反対に「換気の性能」や「熱交換」といった
マシンコントロールならではの「住環境のコントロール」ができることが大きな特徴となっています。
下のイメージが「熱交換のイメージ」となっています。
このように「寒い時は暖かい空気に換え」、「暑い時には涼しい空気に換え」外の空気を室内に入れてくれるという夢のような機械なんです。
冬にイヤイヤ、窓を開けて換気してたような寒い思いもしなくても良いのです。
熱交換も80%などの交換率なので、外気をそのまま入れることと比較すると大きな違いがあることがわかると思います。
また、住む人数によって換気が必要な量も変わってくるので、そのような換気量までコントロールしてくれることもしてくれます。
その他に湿度も調整してくれるものもあります。
このようにコストがかかることで得られるメリットも大きいと思いますので、「ご予算」や「優先順位」によってお選び頂くと良いのではないでしょうか。
*弊社では基本的に「第一種換気」を無理せず、使用できるような計画をご準備していますが、第三種換気がご希望の方は変更も可能です。
長くなってしまったので、「換気効率のために必要な事(C値)」関しては次回ご紹介させて頂けたらと思います。
申し訳ございません。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ぜひ、次回もお読み頂けたら嬉しいです。
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