住宅に被害を与えるシロアリとは?

土壌性シロアリとは
土壌性シロアリは湿った木材を好むシロアリで、湿った木材を食べるだけでなく木材を腐らせることもあります。一般的に土壌から侵入しますが、コンクリートのすき間や水道管から住宅内に入ってくる場合もあります。住宅に被害を与える土壌性シロアリは北海道の一部の地域を除いた日本全域に生息するヤマトシロアリです。被害件数が最も多いと言われている種類で、寒さに強い特徴があります。このほか、千葉県よりも西側の海岸線沿いに生息しているイエシロアリも深刻な被害をもたらすと言われています。
乾材シロアリとは
乾材シロアリは、乾燥した木材を好んで食べる特徴があり、少しの水分で生息できます。そのため、水を運ぶための通り道である蟻道をつくることはほとんどありません。蟻道を作らないので発見しにくく、気づいたときには被害が大きくなっているケースがあります。また土壌性シロアリとは異なり、輸入家具の木材についてきたり、飛んできて開口部から侵入してきたりします。住宅への被害が報告されている乾材シロアリは、アメリカカンザイシロアリや奄美大島以南で生息が確認されているダイコクシロアリです。
シロアリが好む環境

木更津市や袖ヶ浦市周辺は、年間の平均気温は15~17℃前後、平均湿度は70%前後の地域です。木更津市などを含む千葉県は、年間を通して温暖な特徴があり、降水量は夏に多く、冬には少ない傾向があります。シロアリは千葉県全域で見られるので、木更津市や袖ヶ浦市・君津市・富津市周辺で家づくりをする際にもしっかりと対策をすることが重要でしょう。
参考:木更津市「木更津市統計書 2022年度版」
参考:千葉県HP「千葉県のすがたとあゆみ」
木造住宅のシロアリ被害とシロアリ対策の重要性

新築時にできるシロアリ対策

シロアリ対策になる木材を使用する
家づくりに使用される木材にはいろいろな種類がありますが、シロアリ被害を抑えたい場合は、シロアリが好まない種類の木材を選ぶと良いでしょう。檜やヒバ、ローズウッド、イヌマキ、チークなどは、シロアリが嫌いな天然成分が含まれており、さらに堅いためシロアリが食べづらく被害に遭いにくい傾向があります。ただし、このような種類の木材でも、シロアリ被害を必ず防げるわけではないので注意しましょう。
点検しやすい構造
シロアリは、木材の中心部の方から食べる特徴があり、見えにくいところで被害が広がっている場合があります。そのため、家づくりの際にはシロアリの点検をしやすい構造にすることが重要です。具体的には、以下のような対策が挙げられます。
・シロアリの通り道である蟻道の有無を点検するため、基礎の立ち上がり部分が見えるようにウッドデッキなどを設置する場合は場所を考慮する
・床下の点検ができるように点検口を設置する
・床下は人が通りやすい高さを確保する
このように点検しやすい構造にすることは、シロアリ被害の早期発見につながり、万が一見つかった場合でも早めの対策が行えます。
・シロアリの通り道である蟻道の有無を点検するため、基礎の立ち上がり部分が見えるようにウッドデッキなどを設置する場合は場所を考慮する
・床下の点検ができるように点検口を設置する
・床下は人が通りやすい高さを確保する
このように点検しやすい構造にすることは、シロアリ被害の早期発見につながり、万が一見つかった場合でも早めの対策が行えます。
防蟻シートを使用する
防蟻シートとは、床パネルの下面に貼ってシロアリが侵入するのを防ぐアイテムです。シートはシロアリが嫌いな天然成分や薬剤が注入されているため、近寄ってこない仕組みになっています。しかし、人体や環境にはやさしい成分なので安全性も高く、安心して使用できます。
防蟻処理した木材の使用
防蟻処理を施した木材を、住宅の骨組みに使用する方法もあります。ただしシロアリへの効果が得られるのは、防蟻処理をした木材だけです。そのため、断熱材や木材表面にも防蟻材を噴霧したり塗布したりするなど、他の方法と併せて実施するとより効果的でしょう。
防蟻剤の選び方
防蟻剤にはいくつかの種類があるため、特徴を確認してから選びましょう。大きくは「農薬系防蟻剤」と「ホウ酸系防蟻剤」の2つの種類に分けられます。
農薬系の薬剤とは、シロアリの神経を破壊する薬剤成分を持ちます。殺虫効果が高い薬ですが、揮発しやすく人やペットに悪影響を及ぼす可能性があります。一方ホウ酸系防蟻剤は、シロアリが摂取するとエネルギー代謝されないため餓死する仕組みがあります。しかし人やペットなどの哺乳類には害がありません。建物全体に使用しても安心なので、アメリカカンザイシロアリの予防にも効果的でしょう。また農薬系防蟻剤は、揮発分解されるため、最長でも5年程度で効果が失われてしまいますが、ホウ酸系防蟻剤は揮発分解されないため、効果が長期間持続します。これらの点から、防蟻剤を選ぶ際はホウ酸系の防蟻材を使用するのがおすすめです。
農薬系の薬剤とは、シロアリの神経を破壊する薬剤成分を持ちます。殺虫効果が高い薬ですが、揮発しやすく人やペットに悪影響を及ぼす可能性があります。一方ホウ酸系防蟻剤は、シロアリが摂取するとエネルギー代謝されないため餓死する仕組みがあります。しかし人やペットなどの哺乳類には害がありません。建物全体に使用しても安心なので、アメリカカンザイシロアリの予防にも効果的でしょう。また農薬系防蟻剤は、揮発分解されるため、最長でも5年程度で効果が失われてしまいますが、ホウ酸系防蟻剤は揮発分解されないため、効果が長期間持続します。これらの点から、防蟻剤を選ぶ際はホウ酸系の防蟻材を使用するのがおすすめです。
居住後のシロアリ対策

住宅の近くにものを置かない
段ボールや木材は、シロアリの餌になったり、日光や風よけにもなったりするため、家の周りに置かないことが大事です。換気口を塞いでしまう可能性や、シロアリが侵入するためにつくる「蟻道」にも気づきにくくなることがあるため、植木鉢や物置なども家から離して設置しましょう。
定期点検をする
使用した薬剤によっては5年程度で効果が薄れてしまう可能性があるため、定期的に点検しシロアリ対策することも大事です。床下の水漏れや腐朽などのチェックも兼ねて、約5年毎に点検し、シロアリ被害を予防しましょう。
木更津市や袖ヶ浦市周辺での家づくりはR+house木更津におまかせください

R+house木更津は、木更津市や袖ヶ浦市・君津市・富津市エリアで、高性能かつデザイン性の高い住宅づくりをお手伝いしている工務店です。資金計画や土地探しなど家づくりに関する無料の個別相談を開催していますので、シロアリ対策を含め、何でもご相談ください。
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