皆様、こんにちは。
R+HOUSE木更津の出口雄太です。
前回ブログをアップした頃と大きく変わり、本日、
4/20の木更津市の最高気温は25℃の夏日となっております。
暑がりの方や走り回るお子様などはもう半袖を着ることもありそうですね。
このままGWまではこの気温が続きそうですね。
前回の「高気密・高断熱」の住宅の違いを
「室温」と「体感気温」を用いて「UA値」や「C値」といった「性能の数値」ではない、
イメージのしやすい「日常の数値」を用いてご説明させて頂きました。
これらを知って頂くことによって、「同じ室温」でも一般の住宅と性能の良い住宅では「体感」が変わるので、
住宅の見学に行かれた際も住宅の「デザイン」だけを見学されるのではなく、住宅の「性能」もご一緒に見学することができるようになると思います。
今回はその住宅の「性能」の中でも数値と体感で住宅を検討する中で
ぜひ、知っておいてほしいものの一つである「窓(サッシ)」の高気密・高断熱住宅の中での位置づけをご紹介致します。
皆様は「高断熱・高気密住宅」や「性能の良い家」などと聞く中で家のどの部位が重要だと思い浮かぶでしょうか?
大体の方は「外壁」や「断熱材」を想像されると思います。
私もそう思っていました。
家の外周の中で面積の多い「外壁」から熱が入ってこなければ、暖かいに決まっている。
「性能」=「外壁」という答えが見つかって安心していました。
実際に調べてみると「住宅から熱が逃げていく割合」である熱損失量は「夏と冬」で以下のようなデータでした。
この図をご覧頂くとわかるように住宅の中で1番「住宅から熱を逃がしている部位」は「窓」なんです。
なんと「夏=71%」、「冬=48%」も住宅の中の熱が逃げてしまっているんです‼
ちなみに図のデータでの想定されている「窓」は「アルミサッシの単板ガラス」だそうです。
よく見る窓ガラスです。
想像してみるとわかりやすいですが「窓」と「外壁」で厚みも違うので、外壁より厚みが薄い窓は熱が逃げていく割合が増えていきやすそうですよね。
このような「数値」理解した上で各サッシメーカー様のHPに掲載されているサーモグラフィーなどの実験結果をご覧頂くとびっくりします。
このように冷暖房を停止させた4時間後の表面温度が
「一般のアルミサッシの窓」だとほぼ全体が真っ黒になっているのに対し、
性能の良い「LOW-E複層ガラスの窓」だと床面近くが少し青みがかっているだけで、上部は緑~赤みがかった色合いで「10℃台後半~20℃近く」になっています。
「通常の窓」と「性能の良い窓」ではこれほどの成功の違いが出てきます。
これだけの違いがあると窓から熱を逃がしていく割合を下げることができ、性能を上げることができるのです。
[LOW-E複層ガラス」とは2枚のガラスの片側に金属膜を貼り付け熱損失を減らす性能を持った窓ガラスとなっています。
更に高性能なものには3枚のガラスで構成されている「トリプルガラス」の窓(サッシ)あります。
このように「断熱材」によって「外壁」だけでなく、「熱損失量」の大きい「窓」の性能も上げることによって
快適さを更に高めることができるようになっています。
このように窓が冷えることを抑えることによって「コールドドラフト」といった
足元から冷え(寒さ)を感じることも抑えることができるのです。
いかがだったでしょうか?
このように「住宅の性能」に関して理解を深めることによって住まわれる方が求めている性能を
明確に選択していくことができるようになっていくと思います。
「自分が求めている性能がどれくらいの程度なのか?」
「それを実現するために何をしたらいいのか?」
という事を明確にした上で性能を求めていくことで
「その人のためのお家づくり」ができると考えています。
次回は「窓」の他にもお家で快適に過ごすために必要な「換気」をご紹介していきたいと思います。
今回のサムネイル画像には個人的に好きな「YKKAP様」のCMの一部をお借りさせて頂きました。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
ぜひ、次回もお読み頂けたら嬉しいです。
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