こんにちは。
R+house木更津の出口です。
本日は2022年に新たに断熱に関しての基準が追加されましたので、ご紹介させて頂きます。
ブログをご覧になって下さっている皆様は断熱性能についてはすでにご存じだと思いますが、断熱性能=UA値(外皮平均熱貫流率)で表されます。
過去にも何度かブロブを掲載させて頂きました。
過去記事
→「UA値の簡単な説明」
→UA値の3つの基準
そんな住宅検討には欠かせないUA値の基準が新たに追加されることになりました。
国土交通省が資料を出しています。
*こちらから資料をご覧頂けます。
省庁によって作られた資料だと読みづらい印象を持ってしまいますが、
こちらはパワーポイントで作成されているので、読みやすいかと思います。
簡単な内容としましては
「住宅性能表示制度」(品確法内の)というものの中の断熱性能に関する評価を今までの4段階から5段階の性能評価に等級を増やすというものです。
ちなみに「断熱等級5=UA値0.6以下」です。
こちらはご存じの方が多い「ZEH水準(ゼロエネルギー住宅)」と同じ基準となっています。
*先程の「UA値の3つの基準」で説明しています。
先程の資料の中を読んで頂くとすぐわかるのですが、この「断熱等級5」が作られた背景に
「ZEH基準でUA値=0.6は採用されていてすでに浸透しているため、すぐにこの数値は採用できるはず」
と書かれています。
要するに「ZEH水準の断熱性能を採用することは平均的にできていいますよね。」という解釈のようです。
そのため、「ZEH水準を上回る等級は、今後、基準のあり方等について検討を行ったうえで位置付ける。」との記載もあります。
今回の「断熱等級5」が新設されるだけでなく、更に上の断熱等級の創設についても記載されています。
2022年に「省エネ基準法」の改正があり、UA値=0.87を満たしているかどうかをお客様に説明する「告知義務」の改正から2年で「UA値=0.6も世間に浸透している」ということが国土交通省の見解のようです。
こちらで気になるのが、
「何故、そんなに性能(断熱等級)の基準を上げていこうとしているのか?」ということではないでしょうか?
その様な疑問はこちらをご覧頂くとわかりやすいのではないでしょうか?
日本の断熱性能の地域区分に諸外国の地域区分を当てはめ、断熱性能を比較している図です。
一目両全なのですが、「日本基準のUA値」は諸外国に届いていません。
先程の「断熱等級5」でいくつかの諸外国の基準に追いつき、
HEAT20 G1(UA値=0.56) G2(UA値=0.46)で先進国と肩を並べられる基準になっています。
このような「諸外国との断熱性能の差」を比較されながら、断熱等級の創設が考えられているのかもしれません。
しかし、日本の「省エネ基準」のUA値では諸外国の性能に全く届いていなかったということなのでしょう。
UA値の値のみのお話になってしまいましたが、
R+house木更津では「UA値」ではなく、「UA値」を「室温」に置き換えた状態で「どの程度の快適さを求めているか?」と考えています。
どのような基準を達成したとしてもそれが生活にどのような効果がわからないようでは達成する必要を感じませんよね。
その様な「UA値と室温」に関してもブログで過去に触れていますので、
よろしければ、ご覧ください。
HEAT20のHPから抜粋させて頂くと
「UA値=0.56」:「概ね10℃を下回らない」
「UA値=0.46」:「概ね13℃を下回らない」
*記載に関して諸条件がありますので、お気を付けください。
その他性能に関しての省エネルギー性に関しても詳しく説明されていますので、ご覧になられてはいかがでしょうか?
今回は新しい断熱等級についてご紹介させて頂きました。
私はこのような事を知った後に「UA値」の見方がとても変わりました。
皆様の住宅検討のご参考になって頂ければ嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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