こんにちは。
R+house木更津の出口です。
本日は新築を検討されている方でも最初にはなかなか意識が届かない「火災保険」についてご紹介させて頂きます。
ちなみに弊社ではお打ち合わせの中で火災保険については「予算」という形で資金計画表という予算表の中に概算の金額を準備しておいて実際には「上棟後」に詳細のプランをご提案させて頂く流れを取っています。
このような流れのため、家について様々な事を決めていく新築注文住宅では火災保険の詳細についてまで新築検討中にお調べすることが難しく、
お家を建てた後に「どのようなことであれば、保証してもらえるのか?」等いことはとても重要な事だと思いますので、今回は簡単に火災保険の内容をご紹介させて頂ければと思います。
今回は以下の内容をご紹介させて頂きます。
1.火災保険は何を保証してくれるの?
2.火災保険と地震保険の関係
尚、今回ご紹介させて頂くのは弊社で取り扱いのある「あいおいニッセイ同和損保」の保険内容となっていますので、こちらの方はご了承下さい。
それでは早速、ご紹介していきます。
1.火災保険は何を保証してくれるの?
火災保険は名称に「火災」という文字がついていますが、火災以外にも以下のような「落雷・破裂・爆発・風災・雹災・雪災など」の自然災害やそれ以外の自然災害以外の災害にも対応しています。
現在は基本的に10年間の保証となっていますが、今年から保証が5年に変わります。
あいおいニッセイ同和損保の「新築戸建て」の火災保険のプランとしては大きく3つのプランに分かれています。
掲載の表にも詳細が記載されていますが、以下が大きな違いです。
・エコノミープラン(基本的な自然災害プラン)
先程記載した「落雷・破裂・爆発・風災・雹災・雪災」の基本的な災害に対する補償が含まれています。
*住宅の損傷が上記の災害によるものであることが明確である場合に保証されます。(詳細の内容は保険会社の窓口にお問い合わせください。)
・セレクトプラン(基本的な自然災害プラン+水濡れ・盗難・水災)
エコノミープランに加えて水と盗難といった保証が追加されています。
*エコノミープランの災害が原因による水濡れは保証されます。(場合によって異なることもありますので、ご注意下さい。)
・フルサポートプラン(セレクトプラン+破損・汚損等)
災害などに加えて以下のようなお家の中での突発的な事故も含まれます。
弊社の問い合わせで「掃除機をかけていて壁に穴を開けてしまった」という事例でも保証されたことがあるそうです。お子様が小さい方などにおすすめです。*弊社では水災支払いを少なくした上でこちらのプランを申し込まれる方が多いです。
以上が全てのプランとなっています。
お客様の中には新築戸建てを検討の際にハザードマップを確認した上で建築予定地を購入される方が多いので、水災に関する保証は必要がない方が多いのですが、最近の弊社の保険に関する保証の問い合わせに関しては「破損・汚染」に関するものが多いです。
また、数年前の千葉県の台風による補修工事に長期の時間を要した経験を元に台風に関する緊急の対処(ビニールシートなどによる)に関しても保険が適用されるようになっています。
お家の中での突発的な事故も保険に関して保証されるというのは以外なのではないでしょうか?
その他、自然災害などによる建物に関する事故発生件数の割合は以下のようになっています。
エコノミープランによっても建物に関する保証は約70%カバーされていることがわかるかと思います。
続いて、お家の中の家財に関する事故では半数以上が「破損、汚損等」といった内容となっており、建物との事故の割合と事故原因が異なっていることがわかるかと思います。
お家の保証内容などによって変わりますが、約30坪の平均的なお家で「家財・汚損等」まで含めて10万円以下(10年間で)の金額の変動となっていますので、10年間で5万円程度の保証を2度程度起こす可能性が高い方にはとても良い内容かと思います。
「椅子が倒れて窓が割れてしまった」なども補償されるようなので、大きな引き違いの窓は10万円以上のものもあることを考えるとこの補償に入るかどうか検討したくなるかと思います。
続いて、2.火災保険と地震保険の関係についてです。
「耐震等級3」といった耐震性についての性能の面でご存じの方が多いかと思います。
基本的には「火災保険と一緒に入るもの」であり、単独では入れないものとなっています。
その理由としては火災保険の中には「地震に伴う保証」は含まれていないため、地震保険が別で存在しています。
地震保険は保険期間が最大5年なので、5年ごとに保険料がかかるようになっています。
地震保険は基本的に火災保険の対象としている「保険金額=住宅の金額」の30%~50%の範囲内で設定できるようになっています。
*オプションで100%まで引き上げることも可能です。
地震で住宅が倒壊してしまう可能性を考えると「耐震等級3」などの費用と地震保険の費用の比較は重要かもしれません。
R+houseで耐震等級3を取得するには主に耐震等級3を証明する「申請費用」に主に費用が多くかかり、最大で50万円を目安にして頂けると良いかと思います。
大体、30坪の弊社の物件の地震保険料が「約17万円」なので、仮に耐震等級3
と費用を比較すると耐震等級3だと地震保険の50%が割引になるので、5年ごとに「約8.5万円」お得になるので、「約30年間」で耐震等級3にかけた費用が回収できるよう計算になります。
耐震性に関しては費用を抑えるかどうかだけではないですが、「地震に耐えることができる」という安心感に費用をかけたとしても元を取れるということはとても嬉しいことではないでしょうか?
*概算での計算となっていますので、ご注意ください。
以上のことを抑えて頂けると火災保険に関して大体のことをご理解して頂けたかと思います。
気づいている方も多いとは思いますが、火災保険と地震保険は保険期間の制限があり、数年ごとに払い続ける費用になっていますので、内容を理解することもとても大切なのですが、新築戸建て検討をされる際に将来の保険料の支払いを含んだ将来までの予算検討をしっかりされることをお勧めします。
数年ごとに数十万円の金額が保険料としてかかりますので、住宅ローン・税金とともにお支払い計画をされることがとても重要かと思います。
住宅ローン・火災保険・税金・リフォーム費用など支払い計画を考えながら新築戸建ての検討をしていくことによって、後悔や迷いを持たずに新築戸建てを建てられると思いますので、火災保険についてもぜひご理解頂ければと思います。
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。
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