こんにちは。
R+house木更津の出口です。
高気密高断熱住宅だと住宅内の「室温の均一化」やそれに伴うヒートショックやシックハウス症候群をはじめとする「健康リスク」に対する効果など日々の生活を快適に暮らすためのメリットが多くありますが、
その中でも住宅検討をされている方が気になる高気密高断熱住宅でのメリットの大きな1つが「省エネ」ではないでしょうか?
今回はHEAT20G2グレードのUA値0.46と省エネ基準のUA値0.87の2つの性能から以下の2つの費用の違いを見ていきます。
・60年間の電気代(30~90歳にお家に住んだ想定)
・エアコン買い替え金額
結果としては最大約160万円の省エネに関する費用の違いが出てきました。
UA値の数値によって省エネに関してどのような違いが出るのでしょうか?
【60年間の電気代】
UA値0.46(HEAT20G2グレード)とUA値0.87(省エネ基準)の年間のエアコンの電気代の想定をしたデータが
R+houseによって計算されていますので、そちらをご紹介させて頂きます。
このようなデータになっています。
R+houseモデルプランはUA値0.37となっていますので、今回は「HEAT20 G2」と「省エネ基準」で比較していきます。
・HEAT20 G2...暖房費10,825円、冷房費10,848円
・省エネ基準...暖房費24,162円、冷房費13,530円
・差額...暖房費約1.4万円、冷房費約0.3万円
となります。
こちらを人生100年時代ということで「30~90歳」まで「60年間」住んだ想定で計算すると
・差額暖房費...約1.4万円/1年間×60年間=84万円
・差額冷房費...約0.3万円/1年間×60年間=18万円
・60年間空調電気代合計...84万円+18万円=102万円
60年間の空調に関する電気代を計算すると「UA値0.46」と「UA値0.87」では電気代に「102万円」の差額が出ることになりました。
日々の電気代も60年間積み重ねると大きな金額差になってきますよね。
こちらをご家族の様々な事に使うことができるかと思います。
【エアコンの買い替え金額】
続いて、こちらも気になるエアコン本体の買い替え比較について検討していきます。
R+houseのアトリエ建築家による設計は性能を担保しているため、基本的にエアコン設置を各階1台ずつで住宅全体を冷暖房する設計をいたしますので、
住宅1棟につき、エアコン2台として計算していきます。
省エネ基準の住宅では一般的な住宅に多い居室ごとの「局所的な冷暖房」で計算します。以下のサンプルの間取り(約29坪)で比較をしているので、「局所的な冷暖房」だと「各寝室とリビング」に設置することを想定し、4台を設置することになります。
エアコンの容量の想定に関しては現在のエアコンカタログに記載されている「想定畳数」は断熱性能が想定されていないため、
以下の「H4基準の断熱性能」と想定して「断熱性能(UA値)」を含んでエアコン容量を選定していきます。
UA値を「H4年基準」と「省エネ基準」・「HEAT20 G2」を比較すると以下のようになり、
カタログに記載されているエアコンの畳数より小さい容量で室内を空調することができるようになることがわかります。
*数値のみでの比較となっています。
省エネ基準エアコン容量率:UA値0.87÷H4年基準:1.54=56.4%
HEAT20G2エアコン容量率:UA値0.46÷H4年基準:1.54=29.8%
・各階1台の場合のエアコン金額の想定(HEAT20G2:UA値0.46の場合)
住宅の畳数:58.7畳×HEAT20G2エアコン容量率:29.8%=18畳
各階に1台を設置するので、18畳用2台を各階に設置します。
以下のエアコンが大体15万円で購入できるので、住宅1棟のエアコン金額は30万円となります。これを15年ごとに30歳~90歳まで買い替えると買い替え回数が4回ということで以下のようになります。
HEAT20G2生涯エアコン金額:30万円×4回=120万円
・局所空調の場合のエアコン金額想定(省エネ基準:UA値0.86の場合)
1Fリビング:27.6畳×省エネ基準エアコン容量率:0.56%=15.5畳
各寝室:寝室+WIC:9.25畳×省エネ基準エアコン容量率:0.56%=5.18畳
*子供部屋は寝室以下の畳数のため、計算を省略します。
1Fリビングエアコン生涯金額:18畳用エアコン15万円×4=60万円
各寝室エアコン生涯金額:6畳用エアコン(3室分)15万円×4=60万円
省エネ基準生涯エアコン金額:1Fエアコン金額60万円+各寝室エアコン金額60万円=120万円
上記のように住宅の障害のエアコン金額を比較すると以下のように「省エネ基準」も「HEAT20G2」の住宅もどちらも「障害エアコン金額120万円」と同じ金額になりました。
「省エネ基準」の住宅でも「局所的な空調」で「性能を関したエアコン選定」をすると同額なことがわかりました。
「省エネ基準」の住宅でも「局所的な空調」限定すれば、エアコン金額は同額でした。
こちらをカタログ記載の畳数のまま、UA値を勘案しない選び方をしてしまうとエアコンの障害金額は「180万円」となり、「HEAT20G2」と比較すると60万円の金額差が最大出るようです。
電気代と合わせると「160万円」空調の金額に関して障害での金額が変わってきます。
この金額は性能の良い部材を使用するには十分な金額になっているので、
性能への費用は「局所的な空調」で「初期投資」を少なくするのか、「住宅全体の空調」で「初期投資」をするのかの違いになってくると考えられるかと思います。
近年は「電気代」や「物価」も上がってきていますので、将来的な「変動額」も想定するともう少し差額に変化が出てきそうです。
このように健康や快適さ以外の気になる省エネの金額についてまとめさせて頂きました。
正確には住宅の日当たりや間取りで違いが出てくると思いますが、数値的な違いをご覧頂くだけでも参考になるのではないでしょうか?
最後までご覧頂きありがとうございました。
イベント情報
・後悔しないための賢い家づくり勉強会(7月9日開催)
・個別家づくり勉強会(随時受付中)
・完成見学会(開催準備中)
・構造見学会(随時受付中)
・家づくり相談会(随時受付中)
・資金計画FP勉強会(随時受付中)
・資料請求(随時受付中)
下記からお問い合わせ下さい。
TEL:0439-87-5567
R+HOUSE木更津
営業時間:9:00~17:00(水曜日定休)
TEL:0439-87-5567
Mail: contact@rplus-honma-k.com